携帯電話は私たちの生活に欠かせないものになりました。しかし、携帯電話を使っていると、着信拒否された場合に気づかないことがあります。本記事では、Android携帯電話で相手の携帯電話に着信拒否されたかどうかを確認する方法について解説します。
着信拒否の種類は2つ
相手に着信拒否されているかを確認する前に、携帯電話には2種類の着信拒否方法があることを知っておくことが重要です。
携帯本体の標準機能による着信拒否
携帯電話本体の標準機能による着信拒否があります。この方法で着信を拒否した場合、基本的には着信履歴が残ります。ただし、機種やOSバージョン、拒否の種類(電話帳登録外、非通知、公衆電話、通知不可能)によっては、着信履歴が残らない場合があります。
キャリア(docomo/au/SoftBank)による着信拒否
各キャリアによる着信拒否サービスがあります。詳しくは各ホームページからご確認ください。
- docomo:「迷惑電話ストップサービス」月額無料
- au:「迷惑電話撃退サービス」月額110円(税込)
- SoftBank:「ナンバーブロック」月額110円(税込)
これらのサービスで着信を拒否した場合、着信履歴は残りません。
着信拒否された時の挙動
上記でお伝えした着信拒否の種類によって、相手に電話したときの挙動が変わります。
携帯本体の標準機能による着信拒否の場合
着信拒否された相手に発信すると、発信時と同じ挙動になります。
通常、拒否された場合、発信すると「呼出音1回(プルル)+通話切断音(ツーツー)」となります。ただし、発信するスマートフォンによっては、挙動が異なる場合があります。
例えば、通話切断音のみが鳴る場合や、無音で通話が切れる場合、呼出音1回+通話切断音(トルゥン)が鳴る場合などがあります。注意点として、発信するスマートフォンによって挙動が異なることがある点が挙げられます。
キャリア(docomo/au/SoftBank)による着信拒否の場合
キャリアによる着信拒否の場合、相手に電話を発信するとガイダンスが流れて通話が切れます。
「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」
「おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。」
Softbankは下記の9種類の中からガイダンスを選べます。
・「こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。」
・「こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまの申し出により現在お断りしております。」
・「この電話はお受けできません。」
・「この電話はおつなぎすることができません。」
・「この電話はお客さまのご都合によりおつなぎできません。」
・「せっかくお電話いただきましたが、この電話をお受けすることができません。」
・「電話番号をお間違えではないですか?この電話はおつなぎできません。」
・「おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。」
・「This is SoftBank. By the customer’s request, this call can not be completed.」
着信拒否されているか調べる方法
相手に着信拒否されているかを調べる方法は、非常に簡単です。まず、相手に電話を発信したときの挙動と、拒否された場合の挙動を比較します。
ガイダンスが鳴らない場合
もし、時間を変えて複数回相手に電話をしても、ガイダンスが流れずに呼出音1回や無音で通話が切れる場合は、携帯本体の標準機能による着信拒否をしていることが分かります。
ガイダンスが鳴る場合
一方で、docomoやauの場合は、着信拒否以外では流れないガイダンスが鳴ります。そのため、相手がdocomoやauであれば、拒否されていることがすぐにわかります。
docomoの場合、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」というガイダンスが流れます。auの場合は、「おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。」というガイダンスが流れます。
SoftBankの場合は、9種類のガイダンスのうち1種類だけ、拒否以外でも流れるガイダンスがあります。「この電話はお客さまのご都合によりおつなぎできません。」というものです。ただし、携帯を紛失した場合や料金の未払いなどで電波が止まっている場合にも流れるため、日にちを空けて何度か電話をかけ、同じガイダンスが流れる場合は拒否されている可能性が高くなります。
勘違いや誤作動の可能性も
着信拒否されたと思った場合でも、相手の携帯電話が誤作動している可能性があります。まずは、相手に確認の連絡をして、誤作動であったかどうかを確認してみましょう。
相手とのトラブルや問題がある場合
相手がわざと着信拒否している場合、トラブルや問題がある可能性があります。この場合は、自分の携帯電話の問題ではなく、相手とのトラブルが原因であるため、相手との解決策を模索する必要があります。
まとめ
相手の携帯電話に着信拒否されたかどうかを確認する方法について解説しました。相手に電話をかけたときの挙動によって、相手に着信拒否されているかどうかを簡単に確認することができます。もし、相手に着信拒否されている場合は、勘違いや誤作動の可能性がある場合もあるため、相手に確認をしてみましょう。また、相手とのトラブルや問題が原因の場合は、相手との解決策を模索する必要があります。
京都在住のWebディレクター。SNSに触れることが多く、SNS全般の問題や不具合を解決するためのお役立ち情報を発信します。