Instagram(インスタグラム)は、店舗や会社、団体などのアカウントを自分のアプリに共有アカウントとして追加し、複数の人で運用することができます。SNSは更新頻度が重要なため、一人だと更新が難しい場合には共有アカウントが使われることがあります。
複数人でInstagramアカウントを共有すると、アカウントの管理や投稿の調整などが必要になってきこの記事では、Instagramアカウントを複数人で共有する上で起こりうるトラブルや解決策をご紹介します。複数人で共有する際に気を付けるポイントや、トラブルが発生した場合の解決策をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
Instagramのアカウントは複数人で共有可能
複数人で一つのInstagramアカウントを共有することはできます。アカウントを共有するには、Instagramアプリで「アカウントの追加」を選択し、アカウントを作成したユーザー名かメールアドレスか電話番号かパスワードのどれかを入力するだけです。ただし、同じアプリで追加できるアカウント数は最大5つまでとなっています。
Instagramアカウントを共有するときの注意点
複数人でInstagramアカウントを共有する際に注意しなければならない点があります。
パスワード管理を徹底する
パスワードを共有する前に、パスワードが十分に強力であることを確認してください。Instagramはパスワードが分かってしまうと誰でもログインできてしまうためパスワード管理を徹底することが大切です。
共有する相手を厳選する
アカウントを共有する相手を厳選してください。信頼できない相手にアカウントを共有すると、アカウント情報が漏洩する可能性があります。
Facebookアカウントでログインする場合は注意が必要
Instagramのアカウントを作る時は、メールアドレスや電話番号を使うか、Facebookアカウントでログインする方法があります。しかし、Instagramのアカウントを複数人で共有する時は、Facebookアカウントでログインして作成しないでください。Facebookで使っているパスワードと同じになってしまうからです。共有する人たちに自分のFacebookのパスワードを教えることになってしまいます。共有するInstagramアカウントを作るときは、メールアドレスか電話番号を使うようにしましょう。
事前にルールを決めておくことが大切
共有する人たちと事前にルールを決めておくことが大切です。たとえば、投稿内容の確認や投稿頻度の調整、コメントの返信担当などを明確にしておくとトラブルが起こりにくくなります。
共有する人たちには、アカウントのログイン情報をしっかりと伝えておくことが必要です。
Instagramアカウントを共有する方法は？
Instagramアカウントを複数の人で共有したい場合は、まずそのアカウントをメールアドレスか電話番号で作成します。次に、そのアカウントにログインするためのメールアドレスや電話番号、パスワードを共有したい人に伝えます。
共有してもらいたい人は自分のInstagramアプリを開いて、「アカウント追加」を行い、伝えられたメールアドレスや電話番号、パスワードでログインします。
アカウントを切り替えるには、画面右下にあるプロフィールアイコンをタップするだけで、簡単に切り替えることができます。
しかし、複数のアカウントを運用している場合は、投稿する前に必ずアカウントを確認するようにしましょう。アカウントを誤って選択してしまうと、誤ったアカウントに投稿してしまうことがあります。
共有しているInstagramアカウントから抜ける方法は？
共有しているInstagramアカウントから抜ける方法は、共有しているInstagramアカウントに切り替えた状態で、ログイン情報を残さないように設定してからログアウトする必要があります。
- 共有しているInstagramアカウントを開くと、画面右上にある三本線のアイコンがあるので、それをタップします。
- 「設定」をタップした次に「セキュリティ」をタップします。
- 「ログイン情報を保存」をタップして、オフにするように設定する必要があるので、オフにしてください。
- そのあとは、「設定」に戻って、「ログアウト」をタップしてください。
- Instagramアプリに追加されているアカウント一覧が表示されるから、共有（抜けたい）しているアカウント名が選択されている（チェックが入っている）ことを確認してください。
- 「ログアウト」をタップして、次に「ログイン情報を保存しますか？」と出るので、「後で」とタップしてください。
- 最後に、「〇〇（共有している、抜けたいアカウント名）からログアウトしますか？」という確認画面が出るので、「ログアウト」をタップしてください。
Instagramアカウントを共有する人の解除方法は？
Instagramアカウントを共有していると、共有解除したい相手が出てくる場合があります。しかし、Instagramにはアカウントを管理する権限を持つユーザーを設定する機能がないため、共有解除したい相手にはアカウントから抜けてもらうしか方法がありません。他のSNSではアカウントを管理する権限を持つユーザーと一般的なユーザーを設定することができますが、Instagramではできないので注意しましょう。
Instagramのログアウト方法は下記のとおりです。
- Instagramアプリを開きます。
- 右下にあるプロフィールアイコンをタップします。
- 右上にある三本線のアイコンをタップし、メニューを開きます。
- メニューから「設定」を選択します。
- 「セキュリティ」をタップします。
- 「アクティブセッション」をタップし、共有しているアカウントをタップします。
- 「ログアウト」をタップします。
- 再度、「ログアウト」をタップし、確認画面が表示されたら「ログアウト」をタップします。
アカウントが削除された場合の対処法
共有アカウントの1人が誤ってアカウントを削除してしまった場合、削除から30日以内であれば復旧が可能です。復旧方法は以下の手順で行います。
- アカウント復旧ページにアクセスする。
- 削除されたアカウントのユーザー名またはメールアドレスを入力する。
- 復旧の理由を選択し、送信する。
投稿内容の重複や相違が起きた場合の対処法
共有アカウントでの投稿は、事前に投稿する内容を共有することで回避できます。投稿前に互いに話し合い、どのような内容を投稿するかを決めましょう。また、投稿後に重複や相違が発生した場合は、投稿内容を削除して修正することができます。修正方法は以下の手順で行います。
- 投稿したコンテンツを開きます。
- 「…」アイコンをタップし、「削除」をタップします。
- 再度、修正したい内容を投稿することができます。
アカウントの不正使用が発覚した場合の対処法
アカウントの不正使用が発覚した場合は、アカウントの共有者全員で速やかに対処する必要があります。まずは、アカウントのパスワードを変更することで被害を最小限に抑えましょう。その後、Instagramのヘルプセンターに連絡し、アカウントの不正使用に関する報告を行います。Instagram側から返信があるまで、アカウントへのログインは控えてください。
まとめ
今回は、Instagramのアカウントを複数人共有する方法や注意点について紹介しました。複数人でアカウントを運用する際は、共有する人達と事前にルールを決めておくことや、アカウントを共有する場合は、ログイン情報を共有することになるため、不特定多数の人と共有しないよう注意が必要です。また、アカウントを削除してしまった場合でも、30日以内であれば復活させることができます。Instagramのアカウントを複数人で共有することで、情報共有や運用負担の軽減などのメリットがありますが、適切なルールを設けて運用することが重要です。
京都在住のWebディレクター。SNSに触れることが多く、SNS全般の問題や不具合を解決するためのお役立ち情報を発信します。
