この記事では、Twitterのセンシティブ解除方法についてデバイス別の設定変更手順をわかりやすく紹介します。
Twitter(X)のセンシティブ解除とは
Twitterのセンシティブ解除について解説する前に、Twitterのセンシティブについて紹介します。
Twitter(X)のセンシティブについて
Twitterでは、「センシティブな内容」と定めているものの画像やツイートの本文が表示される前に警告メッセージが表示されます。
Twitter(X)の公式サイトで記載されている「センシティブな内容」とは次6つです。
- 刺激の強いコンテンツ
- 成人の裸体および性的行動
- 強姦及び性的暴行
- 獣姦および屍姦
- グロテスクなコンテンツ
刺激の強いコンテンツ
刺激の強いコンテンツは死や暴力、そして医療処置などを詳細に描写したメディアを指します。ただし、ドキュメンタリーや教育を目的としているコンテンツの場合は、例外としてセンシティブなメディアとされないことがあります。
次の描写は、Twitter(X)が定める刺激の強いコンテンツの一例です。
- 暴力的な犯罪や事故
- 身体的な争い
- 身体的な児童虐待
- 体液(血液、排泄物、精液を含む)
- 深刻な身体的危害(目に見える外傷を含む)
- 重傷を負った、または切断された動物
成人の裸体および性的行動
成人の裸体および性的行動を描写したコンテンツとは、合意のもとに製作された・配信された性的興奮を喚起することを目的としたメディアを指します。(合意なく作成・配信されたメディアに関するポリシーについてはこちらのページを参照してください。)
ただし、芸術や医療、健康、そして教育をテーマとしたコンテンツは例外となる可能性があります。
次の描写は、Twitter(X)が定める成人の裸体および性的行動の一例です。
- 全裸または半裸(性器、臀部、または胸部を拡大して撮影したものを含みますが、授乳に関連するコンテンツは除外されます)
- 性行為をしているように見せること
- 性交などの性的行為全般 – 人間または人間的な特徴を持った動物が登場する、漫画/アニメまたはアダルト漫画/アニメも該当します。
強姦及び性的暴行
強姦及び性的暴行を描写したコンテンツとは、実際の行為か装ったものなのか問わず、性的行為に関連する暴力行為を描写したメディアを指します。
次の描写は、Twitter(X)が定める強姦及び性的暴行の一例です。
- 強姦及びその他の形での性的暴行、または参加者の同意なく実行された性的行為(同意がないことを装ったものを含む)
- 性に絡む暴力 – 性的関係を持つ状況において、個人に身体的危害を加える行為(合意のもとでの行為なのかは一見しただけでは不明なもの)
獣姦および屍姦
獣姦を描写したコンテンツとは、人間と人間以外の動物の性行為を描写したメディアを指します。屍姦は人間と人間の死体の性行為を描写したメディアを指します。
グロテスクなコンテンツ
グロテスクなコンテンツとは、死や暴力、深刻な身体的損傷に関して描写されたメディアを指します。また、他を虐げたり、虐待を加えることを目的として共有された刺激の強いコンテンツも当てはまります。ただし、宗教上のいけにえ、食品の加工などを目的としている場合は例外となる可能性があります。
次の描写は、Twitter(X)が定めるグロテスクなコンテンツの一例です。
- 切断された人間
- 人間の焼死体
- 露出した内蔵や骨
- 動物の虐待または殺傷
Twitter(X)のセンシティブ解除方法(デバイス別)
Twitter(X)のセンシティブな内容を含むツイートを見る方法はデバイスにより異なるので、iPhone/Android/PCそれぞれの設定手順をわかりやすく紹介します。
iPhoneでセンシティブな内容を表示する手順
- 警告メッセージが表示されるセンシティブな内容が含まれている可能性のあるツイートを開きます。
- ツイートの詳細画面でも同様の警告メッセージが表示されるので、メッセージ下部の「設定を変更」を選択してください。
- Twitterのログイン画面が表示されるので、センシティブ設定を変更したいアカウントを選択してログインします。
- 「プライバシーと安全」画面が表示されるので、「表示するコンテンツ」を選択します。
- 「表示するコンテンツ」画面で「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」にチェックを入れれば、設定は完了です。
Androidでセンシティブな内容を表示する手順
Androidの場合、センシティブな内容を表示する手順は2パターン存在します。
AndroidのTwitterアプリ内の設定を変更
- Twitterアプリのメニュー画面から「設定とサポート」の「設定とプライバシー」を開きます。
- 「プライバシーと安全」を選択します。
- 「表示するコンテンツ」を選択します。
- 「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」のスイッチがあるのでオンにします。これでセンシティブな内容を含むツイートの警告メッセージが表示されることがなくなります。
センシティブな内容を含むツイートの警告メッセージから設定を変更
- 警告メッセージには「表示する」と「センシティブな画像/動画を表示」の2つのボタンがあるので、「表示する」を選択します。
- 「表示する」を選択すると、このツイートに限りセンシティブな内容とされる画像や動画が表示されるようになります。
- 「センシティブな画像/動画を表示」を選択すると、センシティブ設定が変更されて、以降のすべてのセンシティブな内容を含むツイートの画像や動画が表示されるようになります。
PC(ブラウザ上)でセンシティブな内容を表示する手順
- PC(ブラウザ上)でセンシティブな内容を含むツイートを表示させる手順は次の通りです。
- センシティブな内容を含むツイート下部の警告メッセージの「表示」と「設定変更」のどちらかを選択します。
- 「表示」を選択すれば、このメッセージに限り、センシティブな内容とされる画像や動画が表示されるようになります。
- 「設定変更」を選択すれば、センシティブ設定変更画面が表示されます。
- 「表示するコンテンツ」の「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックボックスをオンにすれば、変更完了です。以降のすべてのセンシティブな内容を含むツイートの画像や動画が表示されるようになります。
Twitterのセンシティブ解除画面が英語表記で表示された場合の設定方法
「センシティブな内容が含まれている可能性があるツイートです」という表示画面から、センシティブ設定変更画面に遷移した際に、英語表記となる場合があります。この場合、英語表記のまま設定変更する方法と、日本語表記に戻してから設定を変更する方法があります。それぞれの手順をていねいにお伝えします。
英語表記のまま変更する手順
- 「Privacy and safety」の画面でContent you seeを選択します。
- 次の画面で「Display media that may contain sensitive content」にチェックを入れると設定完了します。
設定画面の英語表記を日本語表記に変更する手順
- 「Privacy and safety」の画面で左上の←を選択します。
- 続けて「Accessibility, display, and languages」を選択します。
- 次の画面で「Languages」に進み、「Display language」をタップしたら表示言語を変更できるようになります。
- あとは「Display language」のところで「Japanese – 日本語」を選択して「Save」を選択すれば、表示言語が日本語に切り替わります。
- あとは←で「設定」の画面まで戻ります。
- 「プライバシーと安全」→「表示するコンテンツ」と進みます。
- 「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックをオンにすればセンシティブな内容が表示されるようになります。
センシティブな内容を含むツイートを非表示にする方法
次にセンシティブな内容を含むツイートを非表示にする方法を紹介します。twitter(X)を利用されている人の中には、不愉快になる画像や気分が悪くなる動画を見たくない人もいるでしょう。そのような場合は、センシティブな内容を含むツイートを非表示にする設定が出来ます。デバイス別の設定手順をお伝えします。
iPhone/PCでセンシティブな内容を非表示にする手順
iPhoneで非表示設定するにはブラウザ版のTwitter(X)にログインする必要があります。手順はPCと同じになります。
- まずは、Twitterにログインします。
- 設定から「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」を選択します。
- 「Twitterアクティビティ」内の「表示するコンテンツ」を選択します。
- 「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックをオフにすれば、非表示設定は完了です。
Androidでセンシティブな内容を非表示にする手順
次にAndroid版Twitterアプリでの非表示手順を紹介します。Android版Twitterアプリでの手順は前述のブラウザ版Twitterとほとんど操作手順は同じです。
- Twitterにログインします。
- メニューから「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」を選択します。
- 「表示するコンテンツ」選択します。
- 「センシティブな内容を含む可能性のある画像/動画を表示する」の設定をオフにして設定完了です。
非表示設定を完了してもセンシティブな内容を含むツイートが表示される場合の対処法
センシティブな内容を含むツイートの非表示設定を行った後でも、不愉快な画像や動画が表示される可能性があります。その場合の対処法は、通報とミュートの2つがあります。まずは通報の方法からお伝えします。
センシティブな内容を含むツイートを表示しないためにTwitter(X)に通報する手順
表示される場合は、Twitter(X)に通報しましょう。通報手順は次となります。
- センシティブな内容を含むツイートを開きます。
- 右上のメニューボタンから「…」を選択して、画像下部のメニュー画面から「ツイートを報告する」を選択します。
- まずは、「報告を開始する」を選択します。センシティブな内容を通報する場合は、「センシティブな内容や不快にさせる内容が表示されている」を選択しましょう。
- Twitterのコンテンツガイドラインと報告内容の確認画面を進みます。
- 最後の確認画面で「送信」を選択するとツイートの通報は完了です。
- 完了画面で、センシティブな内容を含んだツイートをしたユーザーをブロック、あるいはミュートできます。
通報したツイートは、タイムライン上で「このツイートを報告しました」というメッセージで覆われて内容が見れない状態となります。ちなみに、通報したツイートを後で見たくなった場合は、メッセージの右側にある「表示」を選択すると一時的に内容を確認できます。
特定のキーワードを含むツイートやアカウントを非表示にする手順
センシティブな内容にかかわらず、特定のキーワードを含むツイートやアカウントを非表示する場合、ミュート機能が便利です。ブロックとは異なり、ミュートは相手に知られることなく、ツイートを非表示にすることが出来ます。
ブロックの注意
もし相互フォローの関係がある相手をブロックしてしまうと相手にブロックしたことがばれてしまう恐れがあるので、相手との関係性を考えて使い分けが必要です。
自分のツイートにセンシティブな内容を含むと警告メッセージが表示されないようにする方法
普通の画像や動画を含むツイートを投稿したつもりなのに、センシティブな内容を含むツイートと判定される可能性があります。このような判定を受けないために設定する必要があります。設定方法は次となります。
Twitterのメニュー画面を開きます。
「設定とサポート」の「設定とプライバシー」を開き、「プライバシーと安全」を選択します。
続いて「ツイート」を開き、「あなたがツイートする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」のチェックをオフにすれば設定完了です。
設定をオンにしていると自身のツイートに含まれた画像や動画に警告メッセージが出る場合があるので、センシティブな内容を含むツイートを行わない人はチェックをオフにしましょう。
まとめ
今回は、Twitterのセンシティブ解除方法についてデバイス別の設定変更手順をわかりやすく紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました。
京都在住のWebディレクター。SNSに触れることが多く、SNS全般の問題や不具合を解決するためのお役立ち情報を発信します。