Twitterには、ユーザー同士が個人間でメッセージをやりとりするためのDM(ダイレクトメッセージ)という機能があります。DMでは、相手とフォロー関係になることでメッセージのやりとりが可能となります。しかし、フォローしていない人からのメッセージを受け取るためには、DMを解放する(メッセージを受け入れる設定にする)必要があります。
この記事では、TwitterのDM解放について意味や設定方法についてわかりやすく紹介します。
TwitterのDM解放について
TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)は、自由に誰にでも送ることができるわけではありません。DMを送りたい相手との関係にはいくつかの条件があります。具体的には、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 相手にフォローされていること: DMを送りたい相手には、あなたをフォローしている必要があります。相手があなたをフォローしていない場合、DMは送れません。
- 相互フォロー関係にあること: 相互フォロー関係とは、相手があなたをフォローし、かつあなたも相手をフォローしている状態です。相互フォロー関係にない場合、DMは送れません。
- 相手がDMを解放していること: DMを受け取るためには、相手がDMを解放している必要があります。つまり、相手が「全てのアカウントからのメッセージを許可する」設定にしている必要があります。
- 過去にメッセージのやり取りをしたことがあること: 相手と以前にDMのやり取りをしたことがある場合、その後もDMを送ることができます。
要するに、DMを送るためには相手のフォローが必要であり、相手と相互フォロー関係になるか、または相手がDMを解放している必要があります。また、過去にメッセージのやり取りをしたことがある場合は、それによってDMの送信が可能になります。
相手がDMを解放しているかどうかを見分ける方法
DMを送りたい相手が自分をフォローしていない場合、相手がDMを受け取る設定をしているかどうかを見分ける方法はあります。具体的には、相手のプロフィールページを確認することで判断できます。
DMを送ることができる相手は、フォローステータスの横にメールのアイコンが表示されます。つまり、フォローしていない人に対してメールのアイコンが表示される場合、それは相手がDMを受け取る設定をしていることを意味します。
この方法を使えば、相手が自分をフォローしていないにも関わらずDMを受け取れるかどうかを確認することができます。
TwitterのDMを解放する方法
DMを解放する方法について、デスクトップブラウザとスマートフォンアプリそれぞれの手順を説明します。
デスクトップブラウザの手順
デスクトップブラウザを使用してDMを解放する手順は以下の通りです。
- Twitterにアクセスし、ログインします。
- 画面上部のメッセージアイコン(封筒のようなアイコン)をクリックします。
- メッセージページが表示されたら、右上にある歯車アイコンをクリックして設定メニューを開きます。
- ドロップダウンメニューから「設定」を選択します。
- 「設定」ページで、「プライバシーとセキュリティ」セクションを探し、その下の「プライバシー」をクリックします。
- 「ダイレクトメッセージ」セクションにスクロールし、そこで「すべてのアカウントからのメッセージを許可する」オプションのチェックボックスを選択します。
- 変更を保存するために、画面下部にある「変更を保存」ボタンをクリックします。
これにより、DMを受け取るために全てのアカウントからのメッセージを許可する設定が行われます。
スマートフォンのTwitterアプリの手順
スマートフォンからTwitterアプリを使用してDMを解放する手順は以下の通りです。
- スマートフォン上でTwitterアプリを起動します。
- 下部メニューバーにある「メッセージ」アイコンをタップして、メッセージページに移動します。
- メッセージページが表示されたら、右上の歯車アイコン(設定アイコン)をタップします。
- 設定メニューが開くので、「すべてのアカウントからのメッセージを許可する」のトグルスイッチをオン(緑色)にスライドさせます。
- これにより、全てのアカウントからのメッセージを許可する設定が完了します。
なお、上記の手順はiPhoneを参考にしたものですが、AndroidデバイスでもTwitterアプリのUIは似ているため、同様の手順で設定変更が行えるはずです。
鍵垢(非公開アカウント)であっても、DMを解放することは可能
鍵垢(非公開アカウント)であっても、DMを解放することは可能です。
DMを解放する手順は、鍵垢でない場合と全く同じです。具体的な手順は、先ほど説明した通りです。
鍵垢の場合、通常はフォロワーの承認が必要ですが、DMを解放することで、フォロワーの制限を超えて誰からでもメッセージを受け取ることができます。これにより、鍵垢のアカウントでもDMを解放して、広くメッセージの受け取りを可能にすることができます。
ですので、鍵垢であっても、必要に応じてDMを解放することで、他のユーザーからのメッセージを受け取ることができます。
TwitterでDM解放がうまくできない場合の対処法
TwitterでDM解放がうまくできない場合の対処法をいくつかご紹介します。以下が対処法の具体的な内容です。
アプリを最新版にアップデートする
もし、Twitterのアプリが古いバージョンを使用している場合、DM解放が上手くいかない可能性があります。そのような場合は、アプリを最新版にアップデートすることで問題が解決する場合があります。
まず、Apple Store(iOS)またはGoogle Play(Android)から、現在利用しているTwitterアプリのバージョンを確認してください。もし最新版ではない場合は、アップデートを試してみてください。最新のバージョンに更新することで、バグ修正や機能改善が行われ、DM解放に関する問題が解消されるかもしれません。
アプリのアップデートは通常、アプリストアからのダウンロードや自動更新によって行われます。必要な場合は、アプリストアで手動でアップデートするオプションもあります。
以上の対処方法を試しても問題が解決しない場合は、Twitterの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。公式サポートは、具体的なトラブルに対して適切なサポートやアドバイスを提供してくれます。
少し時間を置いてから改めて試してみる
自分の端末や回線に問題がない場合でも、Twitter側でシステムの障害やトラブルが発生している可能性はゼロではありません。
もし、Twitterのシステムに障害やトラブルが起きている可能性がある場合は、少し時間を置いてから改めて試してみることをおすすめします。また、急いでいる場合は、アプリやスマートフォン自体を再起動してみることも有効です。
これによって、Twitter側の問題が解消されることがあります。システムの障害やトラブルは一時的なものである場合も多く、時間が経つことで復旧することがあります。
しかし、時間を置いても問題が解決しない場合や、Twitter全体で障害が発生していると思われる場合は、Twitterの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。公式サポートは、Twitterのシステムに関する情報を提供し、具体的なサポートや解決策を提供してくれます。
通信環境を確認する
DM解放に関わらず、設定がうまく行えない場合の一般的な原因の1つは、「通信環境の不具合」です。通信環境が悪い場合、設定の変更や操作が適切に反映されないことがあります。
もし設定がうまく行えない場合、まずは通信環境を確認してみてください。場所を移動したり、機内モードをオン・オフしたりするなど、電波環境が安定するように試してみることが重要です。
通信環境の不具合は、インターネット接続やモバイルデータの問題、またはWi-Fiの信号強度に関連していることがあります。設定の変更や更新が反映されない場合は、まずは通信環境の問題を排除するために、上記のような対策を試してみてください。
もし問題が解決しない場合は、Twitterの公式サポートに問い合わせることを検討してください。公式サポートは、具体的なトラブルシューティングやアドバイスを提供してくれます。
DM解放後はフォロー外からのDMはメッセージリクエストとして表示される
TwitterのDM解放後、フォロー関係外の人からのメッセージは「メッセージリクエスト」として表示されます。具体的には、メッセージボックス内に「メッセージリクエスト◯件」という形で表示されます。このメッセージリクエストを開くと、送信者のプロフィールとメッセージの内容が表示される一覧が表示されます。
メッセージリクエストの中から特定のメッセージを開くと、送信者のプロフィール情報とメッセージの内容が表示されます。ここで、選択肢として「許可」「ブロックまたは報告」「削除」のいずれかの処理方法を選択し、その結果に基づいて決定します。
ブロックをすると、対象のアカウントはあなたに対してDMを送ることができなくなります。これは、相手があなたをブロックした場合と同様の効果を持ちます。しかしながら、他のアカウントからのメッセージは引き続き受け取ることができますので、DMを解放している他のユーザーからはメッセージを受け取ることが可能です。
TwitterのDMを解放するメリット
TwitterのDMを解放することにより、TwitterのDM機能はさらに便利になります。以下では、DMを解放するメリットをいくつかご紹介します。
手軽に仕事やオファーの依頼を受けることができる
TwitterのDMを解放すれば、フォロワー外からのメッセージも受け取ることができます。このため、Twitterを通じて手軽に仕事やオファーの依頼を受けることができるというメリットがあります。
Twitter上での事前のやりとりがなくても、相手からのメッセージを受け取ることができるため、他のSNSやブログなどのプラットフォームでTwitterのDMを連絡先として指定することも可能です。これにより、Twitterを利用している他のユーザーから簡単に連絡を受けることができます。
要するに、TwitterのDMを解放することで、フォロワー外からのメッセージも受け取ることができるため、仕事やオファーの依頼を受ける機会が広がります。また、他のプラットフォームとの連携により、さまざまなユーザーからの連絡を受けることも可能となります。
新たな情報交換や交流の機会が生まれる
DMを解放すれば、自分がフォローしていないユーザーからのメッセージも受け取ることができます。これにより、これまで自分にDMを送れなかった相手からメッセージを受けることが可能となります。その結果、新たな情報交換や交流の機会が生まれ、より広い範囲での交流が可能になるかもしれません。
DMを通じたメッセージのやりとりは、新たなつながりを築くきっかけにもなります。相手とのコミュニケーションを通じてお互いの興味や関心を共有し、さらなる関係の構築や交流を深めることができます。
要するに、DMを解放することで、自分がフォローしていないユーザーからのメッセージも受け取ることができます。これにより、新たな情報交換や交流の機会が広がり、お互いの関係性を深めることができるでしょう。
TwitterのDMを解放するデメリット
TwitterのDMを解放することにはいくつかの注意点があります。例えば、望んでいない営業メッセージや卑猥なメッセージなど、不快なDMが届く可能性があります。これは、解放されたDMが誰からでも受け取れる状態になるためです。
そのため、常にDMを解放し続けるのではなく、必要な情報を求めている時など一時的に解放するという方法を取ることが良いかもしれません。これにより、不快なメッセージを制限し、望ましいコミュニケーションの範囲内でDMを受け取ることができます。
要するに、DMを解放することは利便性がある一方で、望まないメッセージを受け取るリスクも伴います。個々の状況に応じて、適切な解放のタイミングや設定を選択することが重要です。
まとめ
DMを解放することにより、非公開のデリケートな情報を求める際には便利ですね。また、DMを送りたい相手に対して、DMを解放してもらうようお願いする場合にも、手順を知っていると役立ちます。
DMを解放することで、フォローしていない相手とも直接的にメッセージをやり取りできます。これは、一般的な公開投稿ではなく、よりプライベートなコミュニケーションを求める際に有効です。例えば、個人的な相談や秘密の情報を共有したい場合に便利です。
さらに、DMを送りたい相手が自身をフォローしていない場合には、DMを解放してもらうよう依頼することがあります。その際、具体的な手順を知っていると、相手に適切なアドバイスや案内を提供できます。
要するに、DMを解放することは、デリケートな情報や特定の相手へのメッセージ送信など、一部の特殊なケースにおいて便利です。適切なタイミングでDMを解放することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
京都在住のWebディレクター。SNSに触れることが多く、SNS全般の問題や不具合を解決するためのお役立ち情報を発信します。